こんな人におすすめ
・深堀隆介が好き
・少しでも芸術に興味がある
・涼みたい
深堀隆介展−水面の揺らぎの中で について
今回紹介するのは2025年7月5日(土)〜9月7日(日) あべのハルカス美術館でまで開催される「深堀隆介展−水面の揺らぎの中で」です。
このイベントは2023年9月16日から札幌芸術の森美術館で行われ、岡山 福井 秋田 長野に続き、ここ大阪で開催されます。

深堀隆介とは?
深堀隆介さんは1973年(昭和48年)に愛知県名古屋市に三人兄弟の次男として生まれ、1995年(平成7年)愛知県立芸術大学美術部メディアデザイン専攻学科を卒業。
2002年に器の中に樹脂を流し込み、その上に直接金魚を描くというオリジナルの技術を編み出し発表するし、翌年2003年にアクリル樹脂を利用した、現在でも本人の代表作でもある「金魚酒」が、ターナー・アクリル・アウォード2003で、入賞し
2014年に大分のアートプラザで行われた自身の個展「金魚救い」は最終日に30000人を超える来場者が訪れました。
イベントの開催概要
深堀さんの作風は透明樹脂にアクリル絵の具で何層にも重ねて描く「2.5Dペインティング」という手法です。まるで目の前に水があり、命のある美しい金魚がいるかのような迫真性があります。
今回の深堀隆介展では初期の立体作品から新作を含む作品約300点を一挙が展示されます。
作家の思想に迫る展示会であり、虚実の狭間をたゆたう〈金魚繚乱〉の世界へ私たちは誘われます。
展示内容









展示内容は1章〜6章まで分かれている。
1章が「金魚救い」前の学生時代の作品などが展示されており、独創的な深堀さんの作品が楽しめる。
2章は金魚酒を確立するまでの深堀さんの成長の流れや金魚酒の進化の過程が展示。
この章の金魚酒は金魚だけでなく周りで浮いている草花もまるで本物のような作品を鑑賞できる。
3章が枡のだけでなく様々な所で金魚が泳いでいる作品が楽しめる。
「緋風」や「真魚」は本当で泳いでいる金魚が目の前にいるような錯覚に陥るほど美しい。
4章は2章3章にあった金魚のバランスの良い美しさではなく、一部を切り取りその部分の美しさを色々なベクトルに突出させた作品を目にすることはできる。違っていたらごめんなさい。私はそう感じた。
5章はダイナミックに金魚を自由に泳がせてみようという。何かしらの枠をぶち壊した清々しい作品達を目にすることができる。
6章は深江さんの日常に溶け込んでいる金魚から本当にこの方は金魚が心から好きなんだなという気持ちが作品達から感じられる空間でした。
※撮影可能は1章に展示してある「百済」「春ノ桶」、5章は限られたエリアから。そして6章のみです。
感想
深堀さんの「金魚救い」に出会う前から今に至るまで成長や苦悩を感じつつ、進化し表現の幅を広げていく姿に感動する展示会でした。
ゆっくり鑑賞して2時間くらいで一周できます。
鑑賞順も決まっていないので好きな順番で気に入ったものがあれば何度でも見ることができます。
僕のおすすめは6章です。360度好きな角度から日常に溶け込んでいる金魚たちを鑑賞してください。
このイベントは2025年7月5日(土)〜9月7日(日)まであべのハルカス美術館で行われています。
これから更に暑くなっていきますが、深堀隆介展で涼むと同時に美しい金魚たちと一緒に優雅な時間をお楽しみください。
まとめ
⚫︎開催期間
2025年7月5日(土)〜9月7日(日)
休館日 7月7日(月)
開館時間 火〜金 10時〜20時 月土日祝 10時〜18時(入館は閉館30分前まで)
⚫︎会場
あべのハルカス美術館
〒545-6016
大阪市阿倍野区阿倍野筋1−1−43 あべのハルカス16F
電話 06−4399−9050
美術館公式HP https://www.aham.jp/
⚫︎交通案内
近鉄「大阪阿部野橋駅」 JR・地下鉄「天王寺駅」 阪堺上町線「天王寺駅前駅」下車すぐ。
※駐車場がないため公共交通機関をご利用ください。
⚫︎あべのハルカス美術館へは
シャトルエレベーター【乗り口:地下1階または2階】をご利用ください。
観覧料
当日 | 前売り・団体 | |
一般 | 1600円 | 1400円 |
大高生 | 1200円 | 1000円 |
中小生 | 500円 | 300円 |
※団体は15名様以上
※障害者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人様と付き添いの方1名様まで当日料金の半額。
※チケット購入の際にプレイガイドのよって各種手数料が発生する場合がございます。
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